ゆーの対戦奮闘記

ポケモンランクマッチの対戦記録です。

【S26 最終619位】だいたい初手ダイマレックウザ

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【初めに】

ゆーと申します。

剣盾ランクマッチシーズン26お疲れ様でした。

今回三度目のランクマッチ挑戦にて、レックウザ軸で最終レート1850を達成することが出来ましたので、構築記事をかかせて頂きました。

最後まで目を通していただけると幸いです。

 

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TN ゆー

最終レート 1855

最終順位 619位

 

 

 

  • 【構築経緯】

禁止伝説が使える今回のルールにて、以前よりレックウザf:id:pokeneko0229:20220130004954p:plainを使ってみたいと考えておりました。高い火力から放つダイジェットや豊富な技範囲が魅力です。しかし現環境で猛威を奮っている禁伝はザシアン、イベルタルカイオーガネクロズマ、ゼルネアス、バドレックス等上から叩かれるか、先手を取っても攻めきれないかのどちらかでレックウザの活躍はかなり厳しそうでした。また一般ポケモンでもマンムーラプラス、ガラルヒヒダルマ等氷タイプ、サンダーやミミッキュカイリューにも勝てない可能性が高いと追い討ちをかけられました。

考えに考え出した結論は、とにかく一番多く使用されるであろうザシアン軸に強く出れるパーティの構築を最優先とし、軸となるレックウザは基本初手で出来るだけ暴れて後は控えに任せるという初手ダイマ戦法で行くことにしました。

レックウザガリョウテンセイのイメージが強いことを逆手に取り、今回レックウザは特殊型で採用しました。何よりも火力を求めたことと、比較的耐久が控えめであまり場に居座ることはないので命の珠を持たせました。

 

他のパーティメンバーについては、まずザシアンに強いポケモンを考える必要があり、まず浮かんだのが天然ヌオーf:id:pokeneko0229:20220130005150p:plainでした。最大打点のじゃれつくをきっちり2発受けることができ、初手レックウザとザシアンの対面時に安心して引くことができました。持ち物は残飯を採用しています。

 

次にキツいのが、レックウザの上から殴ってくるサンダー、イベルタル、黒バドレックス等の特殊高速アタッカーでしたので、チョッキを持たせたバンギラスf:id:pokeneko0229:20220130005100p:plainに対処してもらうことにしました。

 

レックウザが暴れた後の中盤〜終盤のエース、またレックウザが特殊型と相手にバレた際に出てくるラッキーを始めとする特殊受けの相手をしてもらうため、エースバーンf:id:pokeneko0229:20220130005043p:plainを採用しました。行動保証のために襷を持たせています。場合によってはレックウザに代わりダイマエースとしても動かすつもりでした。

 

現時点でかなり重たいのがカイオーガとゼルネアスと考え、前者にはスカーフカイオーガの上を取れるスカーフカプ・コケコf:id:pokeneko0229:20220130005117p:plainを、後者にはジオコントロールに合わせて後投げし、宿木とヘドロでしっかり受け切る特殊受けのフシギバナf:id:pokeneko0229:20220130005135p:plainを採用しました。コケコはフェアリー枠としてドラゴン技の一貫切り、フシギバナドヒドイデやラッキー等の相手をきっちり対処する枠としての役割も持たせています。

 

  • 【構築コンセプト】

初手レックウザダイマックスで数的有利を作る、可能なら全抜きまで目指す

レックウザでの対処が厳しい相手にはきっちりと対処できる引き先を用意、サイクルを回しつつ中盤以降にレックウザダイマを通す

レックウザの選出が厳しければエースバーンをダイマエースとした選出で対処

 

  • 【構築紹介】

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性格;臆病

特性;エアロック

実数値;181(4)-x-110-202(252)-110-161(252)

技構成;身代わり、流星群、暴風、オーバーヒート

禁止伝説枠。超火力のダイマエースとして採用。タイプ一致技2種で対応できないザシアンをはじめとする鋼タイプを狩る目的でオーバーヒートを採用。(参考:H252D4ザシアンにC202珠ダイバーンが103.0〜121.6%)とにかく一致技の威力が高く、ダイマしたドラゴンタイプ相手に対しHP満タンでもダイドラグーンで消し飛ばしてくれた。またダイジェットは特殊でも暴風を媒体で高火力を出しつつそこそこの素早さを補助してくれた。何よりもガリョウテンセイのイメージで物理型と思い込ませることができ、初手ダイマをすることで媒体技の特定をさせず、威嚇や物理受け等で対処してくる相手をあっさり倒すことができたのが本当に強かった。3ターンで決着がつくこともしばしば。

ダイマで倒しきれないカバルドンラグラージカプ・レヒレからくるトリックやあくび等の搦手に悩まされたので最後の枠に身代わりを採用。この身代わりがかなり役に立ち、不意にくるダイジェットのない初手ダイマを簡単にいなし、相手の選択を見るための中間択として気軽に選択できた。ダイウォールの媒体となれるのも大きい。

選出率1位

  • f:id:pokeneko0229:20220130005043p:plainエースバーン@気合の襷

※非キョダイマックス個体

性格;意地っ張り

特性;リベロ

実数値;155-184(252)-95-x-96(4)-171(252)

技構成;火炎ボール、飛び膝蹴り、不意打ち、ダストシュート

物理エース。襷で火力不足が気になったため意地っ張りで採用。基本はレックウザが暴れた後に終盤きっちり締める枠。ただ場合によってはダイマすることもあったのだが、DLCがなくキョダイマックス個体を用意できなかった。がしかしメリットもあり、ダイバーンを打つことで砂かき等相手の天候依存の戦法を崩したり、2回目のダイバーンの威力を晴補正でキョダイカキュウより高めることができたりとキョダイマックス個体に拘る必要はなかったと思う。他はラッキー、ポリ2に打点を持つための跳び膝、先制技のふいうちまでは確定。

最後の1枠は当初飛び跳ねるを採用していたが打つ場面があまりなく、カウンターも読まれやすい。そんな時にパーティ単位で重たいカプ・レヒレやゼルネアスに有効であるダストシュートを採用したところ、かなり刺さっていた。ダストシュートの採用率が下がってきているのか、あまり読まれず逆に上記のポケモンがよく出てきたため処理しやすかった。

選出率2位

性格;意地っ張り

特性;砂起こし

実数値;197(188)-204(252)-131(4)-103-121(4)-89(60)

※Hの個体値を妥協のため個体値Vより低い

技構成;ロックブラスト、噛み砕く、馬鹿力、大文字→冷凍ビーム

特殊ダイジェッター絶対止めるマン。実際サンダーを始め黒バドレックスや気合い玉のないイベルタル等を簡単に止めることができかなり助けられた。またレックウザをコピーされた際にも暴れさせることを防いでくれた。

Sは当初4振りアーマーガア抜きにし、後出しで鉄壁を積んでくるアーマーガアやナットレイに大文字を打つ予定だったがバンギラス選出時にその2体が出てこなかった。いろいろ考えたところバンギラスを受けにランドロスやジガルデが出てきていたため、それらに刺さる冷凍ビームを採用。下降補正だがそれなりにダメージを与えてくれた。奇襲を兼ねてダイマックスすれば相手が非ダイマならワンパンしてくれた。

またSにそこそこ振っているのでミラーにも上から馬鹿力が打てると思っていたが、ミラーが実現することはなかった。

選出率4位

  • f:id:pokeneko0229:20220130005117p:plainカプ・コケコ@拘りスカーフ

性格;意地っ張り

特性;エレキメイカ

実数値;146(4)-183(252)-105-103-95-182(252)

技構成;ワイルドボルト、蜻蛉返り、アイアンヘッドマジカルシャイン

カイオーガ特化。一応ホウオウにも先手が取れ倒し切れることもあったがバンギラスで事足りていた。またかなり刺さっているドラゴン技の一貫性を切ることにも一役買ってくれた。マジカルシャインは悪ウーラオスピンポ採用。カイオーガメタ以上の役割を見出しづらく、肝心のカイオーガ軸相手でも安易にワイルドボルトが打てないため活躍させれなかったのが残念。

選出率6位

性格;穏やか

特性;新緑

実数値;181(204)-x-104(4)-121(4)-166(244)-107(52)

技構成;毒毒、ヘドロ爆弾、宿木のタネ、守る

ジオコンゼルネアスメタ採用H116D4までならジオコン後の身代わりがヘドロ爆弾で確定で壊れるダイマされても宿木さえ入れておけば守ると合わせてダイマを枯らすことが可能。他にもドヒドイデやラッキー等に強く出れるものありがたい。ダイジェット環境で選出の機会は限られるが、選出時には仕事をきっちりこなしてくれた。

選出率5位

  • f:id:pokeneko0229:20220130005150p:plainヌオー@食べ残し

性格;腕白

特性;天然

実数値;202(252)-x-150(252)-65-86(4)-55

技構成;あくび、守る、熱湯、自己再生

対ザシアン特化。ヌオーがいるおかげでザシアン軸に対しての勝率が9割超えていた。あくびで相手選出を確認しつつ、守ると絡めて1体眠らせることが出来ればレックウザの起点作りも行ってくれた。物理多めの選出なら熱湯を打つだけで負荷をかけれた。この構築の影のMVP。

性格は図太いor呑気で良かったが用意する時間がなく腕白の個体を流用した。

選出率3位

 

  • 【選出・立ち回り】

・対ザシアン軸→  f:id:pokeneko0229:20220130004954p:plainf:id:pokeneko0229:20220130005043p:plainf:id:pokeneko0229:20220130005150p:plain

ほとんど初手レックウザ。相手にフェローチェマンムーが出る可能性がある場合にエースバーンを初手。大体相手はザシアンを出してくるのでヌオーに引き、あくびで相手の選出を確認しつつ、相手が無理にヌオーを落としにかかって1体眠ればレックウザダイマを切って暴れる。選出次第だがダイジェット後はザシアンの上を取れるのでダイバーンできっちり倒せた。万が一ザシアンを温存されてもエースバーンが最後にきっちり仕留めた(火炎ボールは外れないものとする)。ザシアン軸に採用されているサンダーがよく出てきたが、ヌオーのあくびで眠ることが多く、レックウザの起点になることが多かった。

 

・対イベルタル軸→  f:id:pokeneko0229:20220130004954p:plainf:id:pokeneko0229:20220130005100p:plainf:id:pokeneko0229:20220130005150p:plainorf:id:pokeneko0229:20220130005043p:plain

特殊イベルタルならバンギラス後投げでなんとかなることが大半だった。ウツロイドがいるかいないかが物理、特殊の型の判別の一番の材料だった。よく採用されているドヒドイデは物理方面に耐久を振ってあることが多く、レックウザで粉砕することが多々あった。万が一メタモンにコピーされた時のためにバンギラスは必須。物理イベルタルはヌオーで守るを絡めてダイマを枯らすことを何よりも優先した。

 

・対カイオーガ軸→ f:id:pokeneko0229:20220130005117p:plainf:id:pokeneko0229:20220130004954p:plainorf:id:pokeneko0229:20220130005043p:plain orf:id:pokeneko0229:20220130005100p:plainから2体

厳しい。オーガの控えに地面タイプやナットレイがいるので安易にコケコでワイルドボルトが打てなかった。ダイマレックウザが臆病スカーフカイオーガの冷凍ビームを確定で耐えるので強引な処理も考えたが不安定。フシギバナカイオーガ対策も兼ねているつもりだったが控えがほとんどバナに強く、そもそもオーガの冷凍ビームがかなりのダメージ(H182、D152フシギバナにC202オーガの冷凍ビームが49.4〜59.3%)だったため選出することはなかった。

 

 

・対ネクロズマ軸→ f:id:pokeneko0229:20220130004954p:plainf:id:pokeneko0229:20220130005043p:plainf:id:pokeneko0229:20220130005100p:plainorf:id:pokeneko0229:20220130005150p:plain

初手レックウザをとりあえず投げる。ネクロズマ対面時には初手竜舞かダイマ切ってダイスチルをしてくるのでダイジェット→ダイドラグーン→ダイウォールでダイマ使い切った後にこちらが特殊型とバレていなければオバヒでほぼ確実に倒せる(H252ネクロズマにC202レックウザの珠オバヒで73.5〜86.7%)。2段階ダウンでも火力高いので後続に負荷をかけるか引く選択肢どちらもあったのが大きい。万が一ネクロズマを仕留め損ねた場合にはエースバーンに任せる。3体目は相手の控えによって物理、特殊それぞれ対応できるバンギラスかヌオーを選択。

 

・対ゼルネアス軸→ f:id:pokeneko0229:20220130005043p:plainf:id:pokeneko0229:20220130005135p:plainf:id:pokeneko0229:20220130004954p:plain

壁ゼルネに対しては初手レックウザでどちらの壁を貼るか択を迫れる。物理型がチラつくのでリフレクターから展開しレックウザで暴れきれることもあった。壁展開せずサイクル展開でジオコンを積んでくるゼルネアスに対してはフシギバナ後投げで大体対処できる。万が一フシギバナが倒されるor物理ゼルネアスの場合はフシギバナダイマを枯らし、襷エスバで強引に1発耐えてダストシュートで倒し、レックウザダイマで後続を散らすということも狙えた。(ダストシュートは外れないよう神に祈ること

 

・対ホウオウ軸→ f:id:pokeneko0229:20220130004954p:plainf:id:pokeneko0229:20220130005100p:plainf:id:pokeneko0229:20220130005135p:plain

ホウオウといえばドヒドやモジャンボ等の再生力ループのイメージが強く、その相手に対してはフシギバナが強く立ち回れるため選出。ホウオウはバンギラスで相手をしてもらう。聖なる炎で焼けても泣かない。ドヒド等とフシギバナの対面時に大体ホウオウに下がるのでその時に毒毒を入れればかなり有利に進めることができた。ホウオウ軸に対してはバンギラスダイマを切ることが多かった。

 

・対ジガルデ軸→ f:id:pokeneko0229:20220130004954p:plainf:id:pokeneko0229:20220130005150p:plainf:id:pokeneko0229:20220130005100p:plainorf:id:pokeneko0229:20220130005043p:plain

レックウザとジガルデの対面をうまく作れず、後出しでは蛇睨みから逆に嵌められるのでなかなか相手しにくい。ラス1レックウザとジガルデの対面なら流星群でしっかり持っていける。メタモンがいることが多く、バンギラスの選出を誘導させられる場面が多かったため安易にレックウザダイマは切らず、バンギ受けに出てきたジガルデにダイアイスで返り討ちにすることがあった。滅多にないが。よくよく考えるととぐろを巻くジガルデはヌオーに有効打がないのでTODを狙うのが一番賢かったのかもしれない。

 

 

・白バドレックス

禁止伝説で一番苦手な相手。鈍足以外の弱点がない。ダイマしようがしまいがレックウザは確実に落とされる。少し削れているならレックウザのオバヒで落とせる可能性はあるが、チョッキを持たれるといよいよなす術がないヌオーに対しても草技をきっちり搭載しており耐えるどころか逆にカモられた。エースバーンとレックウザ2体がかりでなんとかなるが、トリルを張られていた場合その後出てくる鈍足アタッカーに上を取られており挽回出来ずに負けていた。幸い環境にあまりいないのが救い。

ミミッキュ

化けの皮が厄介。初手レックウザの上を取られる相手なので初手身代わりもできず好き放題やられてしまうことが多かった。逆に身代わりであっさりダイマを枯らされた。ミミッキュとは運よくマッチングすることはなかった。

マンムー

なんなら手持ち全員にタイプ一致で弱点をつかれる。どうしてこんなパーティになった。ヌオーはフリーズドライで何体も氷漬けにされました、泣ける。幸いそれほどマッチングしなかったが、当たった際の相手の選出率は100%だった。

ラプラス

こちら全員に大体有利。初手ダイマでキョダイセンリツを撃たれるだけきつい。終盤に出てこられても耐久が高く、返しでこちらが沈んで負けるということもよくあった。壁破壊技を入れるべきだったがスペースがなかった。ヌオーはフリーズドライで(ry

カイリュー

レックウザと対面した時に択を制しないとほぼ負けが決まる。ヌオーは後出しでは受からずダイマを枯らすことで精一杯。こちらのダイマレックウザに対し特化珠逆鱗が90.6〜106.3%なのでダイマを枯らしたとしても普通にやられることがあった。お互いダイドラグーンとダイジェットを打ち間違えた時点で負けみたいなとこがあった。タイプ同じだけどこっち禁止伝説だぞなんだその一般ポケモンにあるまじきスペック。

フェローチェ

ただでさえ早くて高火力、レックウザの苦手とする相手なのに襷、スカーフ、鉢巻、珠と持ち物の選択肢が多く対処しにくい。陽気アイテムなしトリプルアクセルレックウザが31.5%で落ちる。辛い。

 

  • 【終わりに】

ランクマッチの経験が少ない中で、どうしても使いたかったレックウザと共にレート1850を達成でき本当に嬉しかったです。レックウザの魅力にどハマりしたので今後もレックウザとランクマに挑むことになりそうです。

来シーズン以降はしばらく参戦できませんが、いつか復帰する際にはレックウザでさらに上の順位を目指そうと思います。

 

最後まで記事を読んでいただき本当にありがとうございます。

 

  https://twitter.com/pokeneko229